連想した映画
「ベンジャミン・バトン」
主要人物は、女2人に、男4人、と両親。
以下で出てくる"4人"とは、"1人×4"のことです。
出てくるパターンは分かりやすく書くと、
・成功→
・失敗→成功→成功→
・失敗→成功→失敗→
・失敗→失敗→
最初から集中して観ていないと迷子になります。慣れるまで大変でした。
最初の枝分かれからこれどういうことだってなった。
あれ、ここの人はどこいったっけ?この髪型にこの服装は誰だ?この人ここまでどんな流れだったっけ?
その3回の枝分かれ自体は前半のうちに消化されます。
忘れた頃にやってくる3人目、さらに忘れた頃に4人目。髪型で4人目に気づく。
でも4人目の旦那のことなんか何も覚えちゃいない。
必ずしも"成功"がその後に良い方向に動くとも限りません。逆に"失敗"も然りです。
最初成功したパターンは、父親との関係は失敗に動いたけど、結局は他の3つと同じでちゃんと家族として戻ってくるあたりが素敵よね。
そう、とある節目で、本作品で最唯一、4人が順番に続けて出てくるシーンがあります。同じ場所・時間で。
それぞれお父さんも4人。
初めてここでわかりやすい対比が描かれますね。
でもみんな悲しんでる感情は同じ。切ないね。
(味方につけて〜バージョンは生き延びるかと思った)
エンディング、4人の人生を描き切るものだと思ってたら、正解が描かれるだけだった。
仕事の熱心さをもっと深く描いてくれていたら、もうちょっと感動できていたかもな。でもやりすぎちゃうと他の3人が薄っぺらくなっちゃうしな。
主人公の女優さんはどこかで見たことが、とは思わなかったけど、「ブラックボックス」のあの短髪のかっこいい奥さん役の人だったんですね。
役としては、前回のほうが好きよ😘
日本が出てきたと思ったら一瞬だったのが残念。
役者演技★★★
ヒロイン★★★★
友情家族★★★★★
主役葛藤★★★★
映像音楽★★★★
個性斬新★★★★★
意外展開★★★★
終わり方★★★★
potential:⚪︎オススメ賞、主演女優賞(ルー・ドゥ・ラージュ)、⚪︎脚本賞、友情家族賞、温か賞、切な賞、異色賞(7部門、⚪︎2)