ロアルド・ダールもウェス・アンダーソンも好きなので観た。
とはいえダール作品をそんなに読んでないので(児童向けのを幾つかだけ)こんな感じのダークさを押し出した短編も書いてたんだなと思った。
4作とも後味が悪いなと思うが一番マシなのはこれだと思う。(最悪なのは白鳥)
透視能力を手に入れるために涙ぐましい努力をした話。
4作とも主人公や周りの人が｢ぼくは───と言った｣とセリフと行間も全て正面を向いて言う。本当に原作そのままなんだなと思う。
描き方がウェス監督で小説を映像化してるというのが感じられて良かった。ただ後味の悪さを除けば
毒…毒蛇に噛まれないように奮闘した挙句頑張ってくれた医者に八つ当たり
白鳥…これが一番酷くていじめっ子2人組が主人公を縛り上げて線路に置いたり保護対象の白鳥を残酷に殺したり
ネズミ…ねずみ捕りが上手くいかず見栄っ張りの男がネズミを殺せると見せつける
