⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎のさぶぽむのネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしすぎて評価をすぐ出来ませんでした。
今でもうまく言葉に出来ませんが、とにかくハマったのは間違いありません。

初回は軽い気持ちで、鬼太郎アニメとりあえず昔見てたし見とくか位の感じでした。なのでメガネも持たず薄らぼやけてたのが悔しい…
映画館を出た私は放心してました。これは2回は見ないと、と見に行きました。1回目は目玉の親父って鬼太郎の目玉？とか思ってた位知識のない人間だったので、まさか親父殿がこんな肉弾戦を繰り広げる銀髪長身初恋キラーの関ボイスだとは…といった感じで。

2回目は時ちゃんのところで泣きました。忘れないよ…なんだか上の方で動いた気がして調べたら隠れ妖怪がいるとの事。まさかそんな楽しみ方もあるとは。これはおかわり確定。しかも悪魔くん10話を見てしまい、映画後のmzkや、鬼太ちゃんがどれだけ愛されていたかとか、はだけmzkがえっちだなあとか、完全に余白を憶測したりエロスを見出すオタク的見方になってしまいました。

3回目は田中ゲタ吉を履修してから挑みました。鬼太郎の親の気持ちです。これが未来に繋がるんだというところばかり気にして見てしまいました。茶屋にも行って完全にオタクです。

4回目にして隠れ妖怪3場面見つけました。そして泣いたのは鬼太郎がお腹に宿ってると判ったシーンと、鬼太郎のためにご先祖さまたちが霊毛で助けてくれるシーン、鬼太郎が産声をあげたシーンでした。泣くポイントが明らかに変わりました。そうです鬼太郎推しです。

5回目見ました。音声ガイドを初めて体験しました。障がい者のためという打ち出し方をしない、みんなが楽しめる面白い機能だなと思いました。個人的には日本語映画でも日本語字幕を付けて欲しい派なのでこういうのがもっと広まって欲しいなと感じます。最初は細かな描写をこんな風にするんだ〜とそっちに意識が行き、何回か見た上で利用するのがいいなぁなんて思いましたが、だんだん気にならなくなります。閑話休題。
意外だったのは前回見つけた隠れ妖怪を全部解説してたので思いがけず答え合わせになったことです笑
ここは村人の夫婦だったんだとかあの木片はベンチなのね、とか気にも止めてなかった所が明らかになったり。エンドロールで｢水木を追いかける“ゲゲ郎”｣という解説が入った時、今まで頭ではミイラ男がゲゲ郎とは分かっていたものの改めて言葉にされるとかなり心に来るものがありました。依代となった時も“腐っていく”ゲゲ郎という解説に事実を正確に伝えられたみたいな感覚で5回目にして新鮮に悲しくなりました。音声ガイド、いいぞ。