ひでG

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語のひでGのレビュー・感想・評価

3.2
配信時代には短編映画のニーズも増すだろうね。
忙しい日々の中で2時間以上の作を一気に観るのはなかなか難しいから。
そう、僕も平日は早朝以外じっくり観る時間がない中、一気に観たいので本作の40分は
ありがたいです。

40分の短編ながら、超豪華な名前が並ぶ。
監督がウェス・アンダーソン。
出演がカンバーバッチ、レルフ・ファインズ、ベン・キングズレー、デヴ・パテル、、、
これらのビックネームがまるで紙芝居のように代わる代わるのナレーションで奇怪な物語を語り継いでいきます。
そう、壮大な紙芝居なんですね。

お話を全部語って説明してくれるから、分かりやすいし、サクサク観れて良かった。
見えない物が見えてくる人の話。長い修行の末、その能力を身につけていくが、、

でも、、これを言っちゃっ、元も子もないんだけど、、観終わって、、だから何なんだろうって思っちゃったのも偽らざる気持ち、

んん、仕掛け紙芝居のハリウッドスター版で目新しいけれど、僕にはアカデミー賞を獲得するほどには感じられませんでした。

長編にして、デル・トロが撮っても面白かったかもしれないけれど、セリフだけで説明すると、こんだけ面白い話も淡白になるって、
逆説な実験?
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