ともぞう

首のともぞうのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.4
首もよく飛び、ホモのシーンもあるが、言われるほど酷いとは思わず。ただ、シリアスなのかコメディなのかどっち付かずの中途半端さが、本当はもの凄い傑作になった映画を単なる凡作にしてしまったように思えて残念。個人的に違和感を覚えた俳優はビートたけしと演技に逡巡を感じた西島秀俊。あそこまで豪華な俳優陣を使うなら、秀吉は竹中直人、明智光秀は長谷川博己を起用して、どうせなら大河のイメージを壊すくらいして欲しかったかな。

〈あらすじ〉
天下統一を目指す織田信長(加瀬亮)が毛利軍、武田軍、上杉軍、さらには京都の寺社勢力と激戦を展開する中、彼の家臣である荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こして姿を消す。信長は明智光秀(西島秀俊)、羽柴秀吉(ビートたけし)ら家臣に、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。天下取りをひそかに狙う秀吉は、弟の羽柴秀長(大森南朋)、軍師の黒田官兵衛(浅野忠信)らと策を練り、元忍の芸人、曽呂利新左衛門(木村祐一)に村重の探索を指示。秀吉はこの混乱に乗じ、主君である信長と光秀を陥れ、天下を手に入れようと企てていた。
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