カプカ

キリエのうたのカプカのレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
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歌姫を巡る物語と他にも岩井俊二監督の集大成的な作品であり
ミューズであるアイナさんの様々な時代の曲を使っての音楽映画としての素晴らしさに
東日本大震災を題材に、複雑に絡み合い運目に振り回されながら、刹那的に今を生きる想い合う人々の感情をぶつけてくれるすごい映画でした。

岩井俊二作品に出てきた人たちが集合する豪華俳優陣以外も俳優以外からも色んなキャスティングするのが面白かった。
岩井監督のダークなおとぎ話感と美しい映像で破滅していく女性の姿を描き、3時間もあり複雑な時系列の見せ方だが、好きな人はとことん好きな映画という作品だった。

アイナ・ジ・エンドさんの歌すごかったのと、同じ岩井俊二監督の『リップヴァンウィンクルの花嫁』と重なる所が多いのと『ラストレター』的でもあると思ったり岩井俊二映画を見てるって感じで
震災が題材で『すずめの戸締まり』と似ているという以外も、順番的には新海誠監督の方が影響受けてるんだろうけど今回は新海誠作品的な感じもしたな。

岩井俊二監督長い映画多いけど、普通の映画の話運びと違って、小説的な話の進め方って感じだから3時間と上映時間も長くなるよなとは思った。

『キリエのうた』と『アリスとテレスのまぼろし工場』は理屈じゃない複雑な感情をぶつけるというのが似てるなと思った。
だからどっちも感想書きづらいw
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