芥川

PERFECT DAYSの芥川のレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.5
パリ、テキサスのように、あまり語っても陳腐になる映画なので、単純に良かったシーンについて…
物語の後半に、老人が発する「ここには何の建物が建っていたのか、思い出せないなぁ」という呟きと立ち振る舞いを捉えたワンシーンがあるんだけど、ヴィム・ヴェンダースと東京という街の相性の良さというか、住んでいるわけではないのに、日本の都市の新陳代謝の早さと空虚さ、それを主人公の人生のあるシーンに紐づけるという一瞬を切り取る描写の素晴らしさに感動してしまった
芥川

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