このレビューはネタバレを含みます
カンヌ国際映画祭パルム・ドールを制したフランス映画の実力作。アカデミー賞作品賞にもノミネートされており、発表前夜になんとか間に合った。
事故か自殺か殺人かー。このキャッチフレーズに惹かれてミステリーと思って挑んだら完全に肩透かしを食らう。
ほとんどが法廷劇で、裁判で夫婦の録音された会話などから意外な一面が明らかになり、視覚障害のある子供の証言が決め手になる。実は監督ジュスティーヌ・トリエと、脚本アルニュール・アラリは実の夫婦。この夫婦の日常生活もこんなのかな、と想像したりした。真相は闇に葬られるのか…。ザンドラ・ヒュラーの演技は見応えあり。