えり

枯れ葉のえりのレビュー・感想・評価

枯れ葉(2023年製作の映画)
4.2
2024年の初映画。なかなか機会がなくアキ・カウリスマキ監督の作品は見たことがなかったのですが、とても素敵な空気感の作品でした。
フィンランド映画だということは知っており、あとは予告編だけが事前情報だったのですが、北欧という言葉からイメージするプラスなイメージというよりはどことなく漂う影、寒々しさ、そういったものを感じつつもほのかに胸の奥が温かくなる、そんな物語。
くすりと笑えるユーモアもあり、確かに真昼間から見たはずが、劇場を後にして時計を見た時に「えっ、まだこんな時間?」と驚くほどの没入感を感じることができ、久しぶりに映画っていいな、と深く深く感じ入りました。
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