パケ猫パケたん

枯れ葉のパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

枯れ葉(2023年製作の映画)
3.5

🐱🎍明けましておめでとうございます
   本年もよろしくお願いします🎍🐉

さて、今年の映画📽️始めとして、観てきたよ


『枯れ葉』  (2023)
🇫🇮フィンランド 🇩🇪ドイツ  81分


フィンランドの名匠、アキ・カウリスマキ脚本・監督作品 撮影はカウリスマキ常連のティモ・サルミネン

以前から、かねがね、名前は知っていたけれど、アキ・カウリスマキ作品初鑑賞🎵🐱⬅️しろーと乙(゜o゜)\(-_-)w

アキ・カウリスマキって名前なので、アキ🍂=秋、カマキリ🗡️🐝って、オイラ
😻😻、女性監督かな~って密かな連想をしてしまったけれども、検索するとオッサン監督だった😿😿

そらそうだよね~
女流監督ならば、オイラ🐱確実に、知っていたハズww

仄かな恋愛映画

中年で、パートタイム労働の男と女が、
ひかれ合うお話し👩‍❤️‍👨

パンフを買うほどには、感動しなかったので、チラシを参考に書いています

小市民の日常を描く時点で、小津的だなぁと思っていたが、検索🔎するとビンゴだった
ジム・ジャームッシュ、アキ・カウリスマキ、そして、つい先日観た『PERFECT WORLD』のヴィム・ヴェンダースと、小津リスペクトの嗜好でつるんでいるみたい

この映画📽️でも、大体、画面に赤色の衣裳や小道具を配色しているので、小津へのリスペクトが伺える、また、黄色や緑色、青を大胆に置いているので、そこはかなユーモアを感じて素敵

まぁ、オイラ🐱は本来
劇的な映画、実験的な映画が好きなので、小市民映画の小津は凄いと思ってはいたが、避けて来たよ
小津よりも、黒澤、溝口が好き🧡みたいな~
ジャームッシュなんて、特に曖昧朧気で苦手、良く分からんよ~(『パターソン』を除く)

しかし、歳をとってきたので🍂🐱、段々日常生活の繰り返し、ミニマムな映画📽️の良さも分かって来たので、今回、アキ・カウリスマキの映画📽️を観たわけさ~

小津とカウリスマキの違いは、
登場人物の彫り込み方の違いにあるのかなぁ
小津は深い、カウリスマキはわざと浅い
浅い感覚は、映画📽️そのものがオフビートな要素を帯びてきて、ギャグ的にもなる、映画に対して付かず離れずみたいな浮いた感覚

まぁ、一目観て、あっこの映画、カウリスマキだというスタイルを確立している
のは流石です

そして、この映画📽️は
冴えない生活なんだけれど、まだ、ヨーロッパの文明圏で生まれた、小市民の幸せみたいなものを描いている

フィンランドは面積は広いけれども、人口が少なく、ロシアに面した小さめの国なので、ウクライナみたいな悲劇は、明日は我が身って感じで、作ったのであろう

小市民でも、切実な危機が迫っているという事😹

白い、そして、赤い目をしたかの、痩せているワンコ🐶が可愛くて、オイラ🐱とカウリスマキは趣味が合うな~

ただし、ワンコ🐶の名前がチャップリンとは、わざとらしい、あざといよ~
あざとい、あざとい、弘中アナ👩✨と田中みな実👩✨を連想してしまったオイラ🐱は若いよ~ 
食べたいかも😋w
そして、アキ・カウリスマキの映像も若い🎵

ラストシーンの歌が「枯れ葉」🍂とは
ギャグなのか~ あんぐりw

オイラ🐈は枯れてないな~って
新年早々、思っちゃった😻😻


●余談

カウリスマキは、『街のあかり』(2006)、『希望のかなた』(2017)を撮っている

オイラ🐱が忘れ難い映画は、🇩🇪ドイツ映画の『希望の灯り』(2018)という映画である 
この映画は、工場内の工員同士の微妙な恋愛を、モヤの掛かった映像美で撮っている
カウリスマキをより進化させたような秀作、そして、『希望の灯り』って邦題がカウリスマキ邦題の合体で、実に巧い、実に面白い🎵


黒澤、溝口、小津、カウリスマキ、ジャームッシュ、ヴェンダース、『希望の灯り』、後、ブレッソンの『ラルジャン』など、宿題をこなす一年でもありたいです🐱🙇‍♂️🎵 平和でありたい🐱



・シネマ世界旅行

監督がフィンランド出身かつ、首都ヘルシンキを舞台としている、フィンランド語で撮られているので、🇫🇮フィンランド映画として、扱います🐱

5 🇦🇺オーストラリア『TALK TO ME』(2022)→【6🇫🇮フィンランド『枯れ葉』(2023)】→7🇩🇰デンマーク『聖地には蜘蛛が巣を張る』(2022)

KBCシネマ🎦 (聖地枠)
シネマ1

2024ー01ー01