みとも

映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブンのみとものレビュー・感想・評価

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 終わり方あっさり。エンドクレジットで主題歌かかってたらもっと上がったのにクレジット自体なし。だがゲストキャラ(佐倉綾音)の、世界に安定をもたらす仕えてきた相手に命を捧げるか、その人より明らかに見劣りする側の正義感を取るかという一種の三角関係のドラマになっており、また他のメンバーにも死んだ家族や裁判官として裁いてきた罪人たちの亡霊?が現れ、喪失の悲しみや、自分の行動(判決)は正しかったのかという葛藤と向き合うドラマがあってかなり面白かった。要は「”尊い犠牲”なんかクソ食らえ」という話で、そこに仲間たちも乗るという展開が熱かった。映像面ではこのシリーズはロケやセットではなく背景にCGを投影したスタジオ撮影がメインだが(バーチャルプロダクション、LEDウォールと言うらしく『どうする家康』でも使われているらしい)、もうアニメと実写の中間として見ればよいのか、不思議と安っぽいとは思わなかった。話さえ面白ければ気にならないんだろうなと。雛形あきこがかっこよかったのでもっと出番あってほしかった。
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