岡本fuckin拓也映画マン

アラベスクの岡本fuckin拓也映画マンのレビュー・感想・評価

アラベスク(1966年製作の映画)
3.9
謎多い美女と巻き込まれ系の大学教授による、ドタバタラブミステリー。

1枚の紙に書かれた象形文字を皮切りに、国や権力者たちの争いに巻き込まれることになるが、うだつが上がらない主人公は自身に降りかかる火の粉を払っていく。まさに、今の日本エンタメにおける鉄板的主人公像とも合致しており、若い人でもすんなりと入りこめるだろう。

なんと言っても見どころはミステリアスなヒロイン。古典的ミステリ作品には欠かせない要素をカバーしているだけでなく、当時としては最新のカメラワークが光る一作だ。