Queenの入門編でもあり、ファンへ向けた再公演でもある。
熱中した世代と知らない世代、両方が楽しめる作品。ミュージカル映画よりもそれらしさが強いのは、Queenの楽曲がもつ力と演者の熱演であろう。
とくに、外見からしてそっくりであるため、鑑賞後はすぐに見比べて欲しいほどである。
ただ、近年のLGBTへの関心が高くなっていることやハリウッド映画のヒット作を生み出す法則がうまくハマっているなと感じる人も多いはず。
とはいえ、退屈するわけでもなく終始楽しめるため、音楽映画としては傑作に入るのかもしれない。
この作品に限っては、鑑賞する方が手っ取り早いだろう。ロックとはそういうものだ。
