ビューティフル・ライフのragaのレビュー・感想・評価

推しのデンマーク映画もピンキリであることを認識する。物語構成は良い按配なのだが、かなりナルシシズムに傾倒したサクセスストーリーなので興醒めする場面を散見してしまう。それは主人公エリオットが何の落ち度も無い愚直なキャラという設定が起因している。ひとつだけ恋人に対して不誠実な対応をしてしまうが、それもラストの曲に向けての伏線だったのかと疑念を抱いてしまう。やはりこの手の音楽ストーリーの演出はジョン・カーニー監督が抜きん出ている。