もったいない。と思った。(何様)
鑑賞していて「こう展開したい、こう物語を進めたい」といった製作陣の意図がチラチラ見え隠れしていて、終始物語に入り込めなかったのが残念。
セリフが説明臭いところも多かった。主人公?を何も知らないキャラにすることで、物語の説明をしやすくしていた。わかりやすくするためには、大袈裟なキャラ付け。定番。
題材的にも淡々と進んでいくのは仕方ないが、演出や映像の構図次第でもっと良い映画になったと思う。状況説明の定点カメラ構図が多かったし、3Dモデル撮影カットも唐突に挟まれるので少し浮いていた。蒸留所のリアルを魅せたい意図だとしても、もう少し自然にできたと思う。
お酒造り定番の言葉遊びや、人と人とのつながりで出来ている感じは共感できた。声優さんの演技も良かった。ただたまに口パクと音声が合っていない箇所があって気になった。制作時間の都合か、、?
自身の仕事や、周りに対する姿勢を見つめ直すきっかけになった。そう言った意味ではおすすめ。全く知らない仕事の世界を少しだけ垣間見れた気がした。
居酒屋で飲んでる時の描写が一番身近で意外と刺さったな、、
あとウイスキー好きにはたまらないんだろうなという描写もあった。ウイスキー飲めるようになりたいな、、、
相手の色んな状況考えずに好き勝手書いてるけどやってること主人公と同じやな!
あ、でも劇場特典で実際に主人公が作った記事が読めるのがとても良い演出だと思った。凝っている。
ちょっと周りの評価が高すぎる気もするけど、良かったです。