原作未読。
後編はまだなのでどうしても不完全燃焼だけど、雰囲気はとても楽しめました。
まず演技が本当に良かった。特にあのちゃん。凄い。幾田りらも竜とそばかすですげえなーって思ってたけどその演技力が霞んでしまうくらい。あのちゃんの演技で泣きそうになった。
あと日常パートが多めで、2時間が異様に長い。キャラたちの会話は癖が強いので面白く観ていられるけど、それでも時間が経つのがかなり遅かった。最初の最初にめちゃくちゃワクワクする導入だったので、感情が上がり過ぎてしまったのか、最後までその起伏をそこまで超えることがなかった。
テーマのメッセージ性はとても好き。作者がどんなメッセージを込めてるかはともかく、色々考えさせられる。この物語がそこまでフィクションにも思えなくて、現実の歪さを感じる。ちなみにいそべやんは丸パクリすぎる、、笑
映像的には普通だった。構図がめっちゃ面白いとか、色がいいとか、作画がやべえ、みたいなことはあまり目立たず、きっちりと現実を無難に描写する感じ。ところどころダッチアングルとかドリーインとかも使われてた。
音楽はすこし主張が強かったかも。シーンに集中したい時にサントラのメロディがめっちゃ頭に流れ込んできたことが多々あった。でも主題歌は好き。あのちゃんが歌ってること以外何も知らずに聴き始めたけど、凛として時雨過ぎて案の定TKが編曲やってて笑った。
前編はいかに今生きてる日常が不安定でいつ壊れてもおかしくないか、を延々と見せられた。まじでプロローグ。
後編でどうなるのか期待。
