レネリー

仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインドのレネリーのレビュー・感想・評価

5.0
劇場にて鑑賞

仮面ライダー555 20周年記念
放送から20年も時が立ち、俺もすっかりと大人になってしまったなとしみじみ…。

平成初期のある意味で”子供向け番組”の常識を覆したのが、このファイズ。
ホラー色や濃密なストーリー、人間模様、この優れたドラマ性が特徴的で当時から大人向けではあった作品が20年の時を得て正統派続編。
井上敏樹脚本、映倫ではPG12指定。
当時はテレビ放映かつあくまでも子供番組としてギリギリのラインで大人のドラマを描いていたが、Vシネマとして、テレビ放映ではない、という事はこういう事です。笑
ストーリーのみならず、描写的にもかなり大人向けなっており、残酷描写や簡易的な性愛描写があるのでお子様向けでは無いという事だけお伝えしておこう。

ファイズの特撮の戦闘シーンというのは、カッコ良さとか子供心を掴むというのもそうですが、僕個人的にはファイズというドラマにおいて欠かせない感情表現の一つであり、特撮描写はサブであると思っている。
本作、パラダイス・リゲインドでは子供向け番組とは更に程遠くなった正に大人のドラマとなり、ファイズを心の底から愛するキャストやスタッフの強い想いで手掛けたから産まれた最高傑作だと思う。

DVDも手に入れたが、劇場で観る価値はある。

仮面ライダー555 20周年記念本当におめでとうございます。
レネリー

レネリー