ハッピーエンドお約束の王道サクセスストーリーなので、余計な事は考えず楽しめた。2時間半を長く感じさせない。
この映画はレースシーンに尽きる。ほぼ全編CGと思われるが、クオリティーが非常に高い。ポリフォニーデジタルが長年積み上げてきた膨大なリソースのおかげだろう。映画制作のために一からCG制作していてはこのクオリティーに到達するのは不可能だと感じた。とにかくレースの臨場感は期待以上。IMAXで観たら迫力満点だろう。
実話に基づく映画との事。僕もゲームのグランツーリスモは長年プレイしているので、GTアカデミーの存在は知っていた。現在ではプロのレーシングドライバーの多くがシミュレーターを活用しており、映画ほど邪道な扱いは受けていない。実物のクルマで事故のリスクを伴うトレーニングを繰り返す事は現実的ではないが、シミュレーターを使う事でリスク回避できるからだ。
まぁ当時はゲーマーがサーキットにやってきたと馬鹿にされたのだろう。確かに実際のレースではクラッシュしてもリセットできない。バーチャルとは背負うものが違う。
ちなみに悪役のライバルレーサーが現役最高のレーサー、フェルスタッペンに似ていたのは偶然なのかな〜
