バンドが最も充実していた時期のライブを極上のIMAXサウンドで堪能する♪
座席に座って観なければならない事に我慢を要され、車で来たためビールが飲めないことを後悔した。
もう何度も観た映画だが、映画館の大スクリーンで見るのは今回が初めて。さすがに40年前の作品だけに、最新の技術でレストアしても音の輪郭が若干ボヤけていたのが残念だったが、それでも大音量の魅力は他に変え難く、冒頭の『サイコ・キラー』から興奮しっぱなしだった。
映画が公開される前の1980年、トーキング・ヘッズが発表したアルバムが白人による黒人音楽の搾取ではないかと物議を醸した。多くの黒人ゲストを迎えた結果バンドのサウンドが激変したからだ。
だがこの映画を観ればその批判が的を得ていなかったことがわかる。白人のバンドメンバーと黒人のゲストミュージシャンの演奏は完全に一体となり唯一無二のグルーヴを生み出しており、そこには黒人音楽へのリスペクトこそ感じられるものの、搾取など全く感じない。
まぁ僕個人の感想なので見る人によって違った印象を受けるかもだが、その様な視点からこの映画を観るのも面白いと思う。
とにかく演奏自体は全く古さを感じさせず、現役バンドの生のライブを観たに近い印象だった♪
