このレビューはネタバレを含みます
2024年 9本目
今年初めて映画で泣いた。
面白かったというより見て良かった。長い分丁寧に描いていたように感じた。
全体的に落ち着いていながらも、ミゲルのもう誰も大切な人を失いたくないという熱い思いが見えてきた。
こういう雰囲気の映画でハマったのは結構珍しい気がする。珍しいけどどんどん気になる設定だからなのかな。
渦中のフリオが出てくるのは終盤だけどそれまでのシーンだけでもみんな心配してたり心残りなんだなというのが伝わってきてた分、ミゲルにもアナにも気づかなかったのが悲しかった。
ラストシーン、『別れのまなざし』をみんなで見てる時に時間分からずとも これはこのままエンドロールに行くのが一番綺麗だな と思っていたら案の定そういって自分が映画に対する知見が広まった気がして嬉しかった。
そんなラストのラストのガルデルの表情から心境を読み解いていたエンドロール中、何故か涙が溢れてた。 良かった…とも思ったし、もしこれ気づいてなかったら寂しすぎるとも思ってた。気づいてて欲しい。
1番好きなシーンはミゲルが家に帰った日の夜の4人でテーブルを囲んでるシーン。ああいう付き合いをご近所としたいよね。