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哀れなるものたちのこんにちはのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2024年 3本目

見ましたよ。 この映画が気になるっていう女友達を誘ったけどあっちの学校の都合で一人で見ることになったがそれで良かった。

トータルで見たら熱烈ジャンプシーンだって必要なものであるため、ひとえに下品だとかエロいとか表現するようなもんでは無いけどポルトガルでの連続Hは面白すぎた。
理性が縛る力も弱くしたいことをとにかくしたいという時期に性的快感を知ってしまうとそりゃそうなるよなと思った。

序盤も序盤のダンカンと出会うシーンであなたは誰?というセリフをWho is you と言っていて英語力が乏しいからこれしか気づけなかったがこのような字幕だけでは分からない子供っぽいミスがいっぱいあったのかな〜と見たあと思った。

外 が初見だと楽しくて仕方ないだろうなマジで。ベラすぐ外楽しむじゃん。
ベラが解放されたのに伴って映画に色がつく表現は、ベラが感じたであろう清々しさや感動を我々も追体験出来た気がしてとても素敵だった。

口から出るシャボン玉面白かった。あれ仕組み理解出来なかったけどゲップかな?

ダンカンも将軍もマジで嫌な男だったな。
恐怖で支配するのも体だけ目当てなのも最悪。 細かなところは違うがエロ漫画などでよくある、女子校出身の大学1年生の子が生殖能力が強い男に食われるみたいな気持ち悪さを感じた。

とにかく不気味さが光ってる映画だったな。
BGMの不協和音から、今が昼か夜かもいまいち分からない色彩や妙なリアリティの無さ。 こだわりというか一貫性がすごい。

パリで大学生として過ごすシーンでの格好がシンプルながらいちばん可愛く見えた。

よく作家にとって作品は子供のようなものと言うがそのイズムをゴッドとベラの間に感じた(創作物であることは否定されてたけど)。やな男たちがモノ扱いするのもそりゃ腑には落ちないけど、上記の感想だと?なんか皮肉?

序盤ではマックスからベラに言葉を教えたり綺麗さに言及してたのに対し終盤ではベラが変わらないマックスに向け気持ち良いキスの仕方を教えたり可愛いと言ってたのが個人的に印象に残った。

終盤の将軍が現れてからは、中身が変わった状態を果たして元の人として認識するのかどうかという問題に触れてて良かった。

映画が好きな理由として情報を遮断することで現実から違うところにいる感覚が味わえるのが楽しいから、というのがあるのだがこの映画は地名は実際にあるが色々異なる部分があるアナザーワールドに居たような気分になったのでとても不思議な気持ちで楽しかった。
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