たぺ

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のたぺのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「福山さんの歌詞の解釈が気になる」というくらいの動機で、あまり期待していなかった今作。
ただ、戦争映画が最近多いことが気になっていて、こちらも劇場まで観に行ってみました。

全体の印象としては、若い客層にピッタリというか…甘くて王道のラブストーリーだなーという感じ。
なので、ツッコミどころは色々と感じたものの…
これを若い人たちが観て、今の平和の有難さや、戦争というものの悲しさ、虚しさ、愚かしさなどを、自分事として観られるようになるのならば、この映画は成功なんだろうなーと(ちょっと冷めた目で)観ておりました。

ただ、特攻隊が出撃するシーンだけは感動してしまって…!
「こうして青年たちが命を懸けた事実だけは、完全にノンフィクションなんだ」
と認識した途端、急にそのことが自分ごとのように迫って来て、気づけば涙が溢れてしまってました。
それを思えただけでも、自分は観られてよかったかな。

ちなみに劇場を出てからは、福山さんの歌がリフレインして止まらず(笑)
そして歌が頭をめぐるほど、良い作品を観てきたような後味に、変換されていくという。。
ちょっと不思議な、戦争体験映画でしたー。
たぺ

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