たぺ

マルコムXのたぺのネタバレレビュー・内容・結末

マルコムX(1992年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

デンゼル作品を観直したいと思い立ってから、「これは観る!」と決めていた作品。

たしか10年以上前に観ていたはずなんだけれど…当時は理解力がなかったんだろうな…ほぼ初見の感じで(笑)
超長尺の201分だけど、全然飽きる事なく、最後まで興味深く観られました!

まず若きデンゼル•ワシントンがカッコイイ!!
刑務所で覚醒して博識になった途端、顔つきも所作も別人のように変わるのが、演技のせいなのか何なのか…とにかく凄まじかったです。
これはアカデミー主演男優賞、獲ってほしかったなぁー。

マルコムXの生涯については、”黒人の活動家”くらいの知識しかなかったけれど…
これを観ると(あくまで私見ですが)坂本龍馬の生涯と重なる部分があって、それもグッときました。
最初は過激派というか、偏った立ち位置で相手を糾弾する立場だけれど、大義を持って、世界の平等•平和に目覚めた途端、暗殺されるというのが…なんとなく龍馬さんと重なって、なんとも悲しい。。
人間は幕末からこの時代まで、あまり進化していないということか…と、(国も違うのに)比べては、悲しい気持ちになりました。
こういう人物のもつ宿命なのかなぁ。。

あとはラストに、サラッとマンデラ大統領が出てきて、思わず声をあげてしまいました(笑)

長尺だけど、一度は見ておいて損はないと思える作品。
観られてよかったです^ ^
たぺ

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