ほつれるのhuaのネタバレレビュー・内容・結末

「ほつれる」とは一体何がほつれるのだろうと予備知識無しで鑑賞。

主人公の心のモヤモヤが次第にほつれるのか、夫婦関係なのかはたまた夫以外の人間関係か、人生そのものの何かか…結局答えは分からず。
鑑賞中から私のモヤモヤは1ミリもほつれず、絡まりまくりだった。

あの夫婦はもう修復は無理だろう。綿子の気持ちはとうに離れているし、夫1人が努力したところでだし、そもそもお互い罪悪感なく浮気をしている。
とはいえ、綿子は本当に不倫相手のことが好きだったのかも確信が持てない。

結婚て、やっぱり自分のことだけを考えていてはいつか崩壊するんだなという思いが強まった。
気が進まなくても、困っているなら再婚相手の子供をたまには見てあげたらいいのにとか思ってしまった。
2人の約束事とか結婚の条件だったのかもしれないが。
お金だけがあっても、幸せにはなれないという例かな。

結局夫婦揃って何がしたいのか分からなかったが、そんな夫婦の形もある意味リアルで、面白いか面白くないかと言えば、途中で投げ出さず最後まで観られるくらいに面白かったが、誰にも共感はできないという作品。