期待度も高く鑑賞した今作。
まずはエマ・ストーンの演技に心奪われる。
大人の体なのに子どもの思考、純粋だけど残酷、優しくとも危うい、ベラという女性を完璧に演じてみせた。
原作があるようだけど、ベラの人物像がどんなものか読んでみたい。
そして言ってしまえば、一人の女性の成長記録なのだが、ラストに向かうにつれ、成長具合がエマの演技を通してわかってくる。
もうとにかくベラが欲求のまま、自由奔放なので好き放題なのだけれど、そこに魅了されてしまう。
このあとどうすんの？と危うく思ってしまう、彼女の行動に目が話せない。
途中、メッセージ性も強く押し出して来るかと思ったが、あくまでベラの物語かなと。
もちろん受取によっては、現実世界への皮肉や警鐘もあるかもしれないけど、個人的には、残酷さや愛しさを通しての成長物語だったのかなと。
あとは変な音楽！
違和感覚える、不協和音のような、でも聞き入ってしまう、最高でした。
