すっごい良かった………。
ほんと、良いものを観た………。
世界が色付く(主人公が世界には色がついているということを認識する)瞬間の描写がとても印象に残っていて、動物としての成熟を暗示させるセックスと初めて自らの意思で外に出た人間としての成熟が一緒に来たというか、舌がジャリジャリするような物語の始まりを感じてとても良かったなあ。ベラにとってそれは早すぎた気がするし、遅すぎたような気もする。リスボンの美しく冷たく奇妙な街並みと相まってなんかすごい不思議な気持ちだった。でも彼女がどこまでもストレートであけすけでぶれないから、登場人物も視聴者もずっと心を引っぱられているような感じ。彼女は強かった。色んな意味で。
