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クロコダイルの涙のKuKuのレビュー・感想・評価

クロコダイルの涙(1998年製作の映画)
3.2
愛と血液を摂取しなければ死ぬ宿命を背負った哀しき連続殺人鬼スティーヴンと彼の愛した女性アン、事件を追う刑事たちのサスペンス。現実であってどこか現実でないような世界にジュード・ロウの恐怖すら感じさせる美貌がマッチして背中がぞわぞわする作品だった。結構好きかもしれない。

主人公は自分が延命するために次々と恋仲になった女性を殺してゆくんだけど、彼が吸血鬼(または超自然的存在)なのか稀有な体質の人間なのか殺害衝動を正当化したいだけのサイコパスなのかが視聴者にわからないという描き方が好きだったなあ。ジュードの底の見えない美貌がまた怪しくて妖しくて……良かったな……。
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