かわさき

哀れなるものたちのかわさきのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

すごく下品だから飲食しながらの鑑賞はオススメしないと言われていたんだけど、確かにそうだった。グロいのかエロいのかどっちなんだ?と思ってたらどっちもでした…。
あと、ずっと不安な気分だった。ソワソワするというか、つむじに落ちてきた雨粒がゆっくり額に流れてくる時みたいな、生ぬるくて直ぐに取り払うことのできない不快感の中に呑まれていく感じ。
でも画はずっと美しいから観ちゃう。
まっさらな状態から衝動のまま生きていたベラが、様々なものを見て聴いて触れて成長していく。
ベラが旅に出ると世界は色づいたのと、ゴッドの危篤を知って家へ戻ると歩き方が自然になっている(勉強し始めた時からだったかも?)のが細かくて好きだなと思った。
長い上映時間でも飽きることなく観ることができた。最後の最後までびっくり。クズな男は自分の中身が空っぽだから、若くて無知な女を好むんだな。滑稽だしダサいのでやめてくれ〜!
学生の時の黒い衣装と、水色とピンクのドレスに黄色いチュールのボレロ合わせてる衣装がとっても素敵で好きだった!
かわさき

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