らんらん

ブラインドネスのらんらんのレビュー・感想・評価

ブラインドネス(2008年製作の映画)
3.0
もしもいきなり失明する感染症が爆発的に広まったら?的なパニック映画

何の前兆も無しに目の前が真っ白になり失明してしまう、その感染力も強くほんの少し近くにいただけで感染し、そこからさらにと爆発的に広まる、原因は不明

劇中では感染の広まりを危惧した政府により、感染者はとある施設に一堂に集められそこで半分監禁されたような状態で暮らすことになる、食料の配給などはあるものの、その施設には失明者しかいないので様々な問題が起きてくる

トイレは荒れ放題だし、至る所にゴミが散乱し、当然衛生状態も悪くなる
施設内はお互いが協力しあって暮らしていくんだけど、入居者がだんだん増えていくにつれ食料問題からくる暴動が起きる
銃を所持した荒くれ者一派による支配で、食料を独占し、見返りに金品や女を要求しだす、予想出来ることだけどなかなか胸糞です

後半では舞台を施設の外に移す、施設は銃を持った警備員により逃走不可能になっていたはずが、いつの間にか警備員がいなくなっていた
そのわけは街へ出てみると失明者で溢れていたから、誰も彼も失明しちゃって目の見えるものはいない世界、これから人々はどうなっちゃうの?ってところでちょっと肩すかしなオチ

ツッコミ所も多々あるけど、なかなかリアリティもあって面白かった
主人公のジュリアンムーアだけは何故か失明しない、メリットも多いんだけど見えるからつらいってのもそれなりに描かれる
あとは日本も製作に関わっているからか、伊勢谷友介と木村佳乃が出演している、しかも最初の失明者っていう結構重要な役所
なんだけど、、、伊勢谷友介の演技が気になる、日本人っぽくない、日本語が変だと思う
いかにもアメリカ映画な日本語みたいな感じ、むしろ英語しゃべっているシーンのほうが違和感ない、そこはちょっと残念
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