マルメラ

アポカリプトのマルメラのレビュー・感想・評価

アポカリプト(2006年製作の映画)
3.5

テーマが読み解きづらい。
主人公の変化で追えば、恐れを抱いていたのが、自分の森に戻り恐れに立ち向かうということか?
それとも新たな始まり?

うーん。難しい。

一般的なハリウッド娯楽映画として見るなら、すごく出来がいいと思う。演出また脚本として。

まず、冒頭の猪的なやつを殺す場面。疾走感有りで映画の始まりとしては最高。これは演出の部分。またそれがラストの闘いにも活かされている。これが脚本の部分。

そんで、不吉な予兆の知らせ方も有り。
逃げてきた奴らからの悪夢からの犬吠える。

また、捕虜にされて移動シーン。途中で出てきた病気の女の子。あの子の予言的な物が何を意味してるのかは謎。単なる預言者なのか。それとも神の使い的な?

そんで、生贄シーン。グロいねー。でも変にオブラートに包まなくて、率直にエグさを見してるのがまた良い。

そんでラストの闘い。
奥さんと子供が雨で死にそうという。時間の枷をうまく使ってる。それによってタイムリミットものの要素も入ってきて良い。

問題はラストのオチ。
うーん。いつの時代の話?
てっきり古代文明かと思ってたら、近代文明登場。なんでや?
まぁ、開拓前のアフリカとかがこんな状況だったのか?世界史うといのでワカリマセン。

あと、キンタマ食ってた義理の母どうなった問題。
キンタマ食ってたやつの嫁さんは結局死んだのか問題。
残された子供達どこいった問題。
残されたブルーマン達どうなった問題。

色々ありますが、まぁお話の根幹とは別なのだろう。

娯楽としては楽しめました。
以上。オススメです。
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