素数

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊の素数のレビュー・感想・評価

3.8
私はやっぱりケネス・ブラナーの監督としてのセンスが大好きです。
どこを切り取っても素敵な美しい画の連続でカット割りとかも好きです。相変わらず美術や風景も綺麗です。こだわりを感じます。

しかしながら今作、半分くらいホラー作品でした私にとっては、、、怖かったあ、そうとは知らずだったので途中ビビり散らかして泣きそうでした(実際ホラーレベルだとちょっと怖いくらいなのかな)。たまたまだと思うんですけど、始まる前の予告映像でホラー系の作品が多かったのも相まってという感じでした。

ただそれもあって事件に緊迫感が生まれ、結構引き込まれました。
事件の後味はあまりいいものではなかったけど、納得の謎解きでよくできていてさすがアガサ・クリスティ。さすティ。

ちょっとTRICKっぽい雰囲気、この死に方コナンくんで見た、いやいや全ての大元にアガサがあるんだ、というお決まりの思考。さすティ。


あのー、男の子!なーーんかこの声知ってるような、、と最初から感じていたんですが、最後のシーンでやっと、あっ!もしかしてベルファストの男の子か!!?!とピーンと来まして、鑑賞後すぐ調べてやっぱそうだったーー!!ケネス・ブラナーお気に入りなのかな分かる分かるよ!!って知ったような気分に勝手になりましたね。
ベルファストのときとはすっかりキャラチェンの役でお見事したが、かわいさがにじみでてましたね!(きもちわるい)


これ知らぬ間に公開されてて、なんかいつの間にか公開されてたけどまあシリーズ前作二つとも観てきたしとりあえず観に行っとくかくらいの感じでしたけど、次も行くんだろうなあ。なんならケネス・ブラナー監督作品は今後公開されたら映画館で観るだろうなあ。
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