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月極オトコトモダチの素数のレビュー・感想・評価

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)
3.6
ことば 受け手で解釈が変わる
だからこそおもしろいけど難しくもある。。。


男女の友情は存在するか、がテーマと言う本作、ですが、、、結局あると言いたいのかないと言いたいのか、1番大事なところが伝わってこなかったです。
どっちかというとレンタル友達と本当の友達になれるのか、だったのかも。そこもよく分かんなかったけど。

途中いい感じで引き込まれたのにフワッと終わってしまいました。


友達のボーダーライン。どこまで友達でいられるか、ってあったけど、そもそも友達とキスできない、私は。
でも結局そういう考え方とかが同じで、お互いが友達と思っててやっと友達になれるのが異性という存在なのでしょうか。

自分が友達と思っていてもそれだけじゃだめなのかなー。

小学生の時は本気でクラス全員友達って思ってて、中学にあがって男女で壁が出来ていくのが悲しくて悔しくて、なんかそのせいで頑なに「男女の友情は絶対ある!」って思い続けてたけどやっぱり大きくなるにつれて恋だなんだとか彼氏彼女とか下心とかそういうものが増えてきて、結局自分がそう思いたいだけの願望だったのかなって弱気にもなってきます。少し前からは「男女の友情はある、けど長続きはしない」とかに変わり、いまは「あるのはあるけどあんまりないのかも」かも。
ていうか男女の友情に限らず人間関係って思っている100倍くらい脆くてあっけない。なんか、理科の実験でよく見るコーンスターチのやつみたいな。力を加えてる時は固くなるけどやめたら一瞬で液体、みたいな。どれだけ濃い思い出や時間があったとて、簡単に消えてなくなる。悲しいな。
でも頑丈な関係性をたくさん作れる人もいるんだろうから、結局自分の力不足か。情けないな。

恋人も、友達も、種類は違うけど同じくらい好きで大切なのに異性となると友達関係が難しくなるのは寂しいです。でもじゃあ同性なら良かったのにってのはまた違くて、異性だからこそ仲良くなれたんだろうなって部分もあるから難しい。

どっちも欲しがるには虫が良すぎる年齢になってしまったのかもしれないので現実と向き合ってきます。

もともと少ない友達がどんどんいなくっていく〜




吐き出したい心情のために作品を利用してしまう自己満レビューでした、スミマセン。
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