過去作観てないのですが、アイザック・エスバン監督脚本によるホラー作品。
奇妙な病気にかかった妹の療養のため、家族とともに母の田舎で祖母と共に暮らすことになるが、その祖母の行動が不可解に見えてくるというお話。
メキシコ発の映画は好きな映画が多いのですが、こちらは少し微妙でした。
ダークファンタジーのような魔女伝承の主人公の少女への刷り込みが丁寧で、物語の構成は収まりが良いものの、その節々に綻びが見えていて、強引にホラーの形式に押し込まれた感じがり、刷り込み通りの展開に驚きは少なかったです。
特に、序盤の演技に一番違和感を感じた母親が、物語の仕掛けを担っていたのは計算ずくなのかは不明ですが、少女ナラの目線で映像で見えているものがそのまま現実になり、刷り込まれた行動で解決するだけの物語では、ホラーという娯楽でしかないです。
一番ミステリアスだったのはラストシーンよりも、奇病の妹の首に付けられた装置に何の説明もないことが一番怖かったです。
