んー、惹き込まれる部分もあったけど、個人的には 色んな意味でモヤモヤする作品だった。
フィクションとはいえ、アメリカとかアジアとか実際の名称が出て来る中、構図が二元的すぎて（勝ち負け、善悪、強大国家軍vs平民など）、個人的に あまり移入できず。
7〜8年前だったら、エンタテインメント的ストーリーとしてアリだったかも…
主演のジョン・デヴィッド・ワシントンと “The Child” の存在感とケミストリーは素晴らしく、そこに救われた。
渡辺謙も表情や存在感などは 流石だったけど、言わされてる脚本のセリフが薄っぺらいものばかりで…（やはり欧米俳優との求められる役割の違いが、引き続き浮き彫りに）。
VFXは、ILMがガッツリ担当ということで、さすがのクオリティ（参加スタジオの中にはLOTRでお馴染みWETAの名前も）。
ただ、この物語を語るのに これだけ大仰なVFXの予算やシーン時間が必要だったかというと…？
（まぁ、そういう部分を愛でるための映画ということなのかもしれない）
観たいという人は、IMAXが断然オススメ（逆に、小さい画面で観ても、そのVFXの凄さが分からないようなタイプの作品な気がする）。
