また、えっらい見当違いな邦題をつけましたな... 人気者になりたかったお坊ちゃま男子高校生の優しくゆる~いコメディ作品です。処方薬乱用、ヤングケアラー、うつ病、アルコール依存、青少年のメンタルヘルス、テロ対策と監視社会、銃規制、保釈制度と経済格差などなど。なんか社会問題のデパートのような映画なのですが、いい感じのゆるさでほっこり癒されます。
人気取りのために免許証偽造を行いお坊ちゃま学校を首になったチャーリー。公立校に転校しますが、あまりの場違いさに即日イジメの対象に。ですがそこはセレブ。愛するママの対応は精神科医をおうちに呼びつけカウンセリングでお薬処方。これを悪用して転校先でも人気者になっていくのですが...
誰にでも平等に接し声なき相手の思いに耳を傾けることの重要性を純粋なチャーリー君から学ぶことができますね。コメディのテイストではあるのですがそれほど笑えるという感じはなくホッコリ系です。だからこそマジで邦題で損している。
いまち笑えないのはもう一つ要因が。主演のお若い俳優さんが亡くなっているんですよね... 将来の夢を見つけて終わる映画だけにつらい。