バナバナ

戦場のアリアのバナバナのネタバレレビュー・内容・結末

戦場のアリア(2005年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

第一次世界大戦時に起こった実話だそうです。

元フランス領だというドイツとフランスの国境沿いの町で、フランス軍とドイツ軍とスコットランド軍が睨み合いの状態のままクリスマスに。
ドイツ軍陣地にオペラ歌手が陣中見舞いに来たのをきっかけに、
「ここはクリスマス休暇っちゅーことで」と、三軍の下士官が話し合い、一時停戦しちゃった、という話。

クリスマスになるまでの前半に、それぞれの軍の中で、いかにも軍隊にありがちな、激しい戦闘のエピソードを見せておいた方がよかったと思う。
それがあった方が「クリスマスの日くらい停戦しようよ」と思った各軍の気持ちが伝わったかも。

しかし停戦できたのも、カトリック、プロテスタントと、どちらもキリスト教徒だからだよね。
クリスマス唱歌は国が違えど、皆がよく知るメロディ。ついついバグパイプで演奏したくなっちゃうよね。
それに、第一次世界大戦の頃は地雷埋めてなかったから出来た技。
現在じゃ、ドカン!となっちゃうから無理だよねw
一度顔合わせて仲良くなっちゃったら、停戦終わっても攻撃し難くなるよね。
こういう行動取ってしまった後の事も、しっかり描かれてました。

あの夫婦のせいで、ドイツ軍の人達が特にとばっちり受けたように思うんですが。
若い将校さん(ダニエル・ブリュール)だって新婚さんなのに、かわいそうでした。
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