シュールでブラックユーモアたっぷりのおもしろ映画でした!
近未来、宇宙人とファーストコンタクトをとった人類はその圧倒的な技術力の提供によって圧倒的な失業率からの貧困にあえいでいた。そんな中2人のティーンがある作戦を思いつき家族を助けようとするのだが、、、
なお話。
設定が素敵。そしてBGMが素敵。
人類を“未開の原始的生物“と捉えるほど宇宙人の文明発展度が素晴らしいみたいで、無力感がえげつない。
そして登場人物一人ひとりが素晴らしく人間的で誰も彼も感情移入しやすい。設定は突飛なのに役者さんが自然ですんなり入ってきます。
本来かなりの高度職についているであろう人たちが貧困に喘ぐ姿、というより人類が貧困に陥いる姿は改めて資本主義の残酷さを認識させられます。誰しもがそうなり得る。
ただ、登場人物があまり拝金主義に描かれていないところも好感が持てます。特に母親と主人公はお金よりも大切なものを知っているご様子。だからこそ、結末により皮肉が効いてます。
コーヒテーブルこと宇宙人たちのフォルムも全然可愛くなくて素敵です。なんであの種族が発展しているんでしょう?想像が膨らんできて良きです。
とにかく最高に面白いです。ベスト映画入りです!