貴公子
とても面白かった。このようなバイオレンスアクションを撮らせたら、韓国映画には敵わないと改めて実感。
フィリピンで病気の母のために地下格闘で日銭を稼ぐ青年マルコは、韓国人である父の行方を知らないで育つ。そんなある日、彼の前に "父の使い" を名乗る男が現れ、マルコは韓国に向かうことに。
冒頭からかなり激しい殺戮シーンで始まり、期待値がグッと高まる。
新たなキャラが次々出てくる中、敵なのか、味方なのか、全く先が読めない巧みなストーリー展開で、最後までスクリーンに釘付けに。
怒涛のカーアクションや銃撃戦も迫力満点で、特にベンツとマセラティのチェイスは、映画館で観る価値あり。
謎めいた "貴公子" を魅惑的かつユーモラスに演じたキム・ソンホの演技も見どころ。凄腕ではあるが、コーラ好きで愛嬌のあるヒットマンを好演。
本作では "貴公子" の過去に関する描写がほとんどなかったが、シリーズ化し続編で明かしていくのか。いずれにしても楽しみ。
