kuma

変な家のkumaのレビュー・感想・評価

変な家(2024年製作の映画)
2.8
正直、期待値は超えてこなかったかな…。小説版の洒落怖のような憶測から始まり、真相が明らかになるにつれて徐々に背筋が凍りついていくような怖さは削がれ、ジャンプスケアを多用する平凡な土着村ホラー映画に落ち着いてしまった印象。ただこの小説を映画化するとなった時点でこの結末は見えてたような気がする。この作品は活字で読むのが一番面白い。

POV方式の映像は気持ち悪かったし、『きさらぎ駅』などの低予算ホラーと比べたらしっかりお金もかかっているし、いちJホラー映画として見ればまあアリっちゃアリかな…。それでも無理矢理組み込まれたジャンプスケア(特に前半の)は要らなかったし、ホラー要素もミステリー要素も感動要素もグロ要素も全てにおいて中途半端感が否めない。あと栗原さんがかなりご都合主義キャラになってしまっていて、目的がよく分からなくなってしまっている。微妙に改変するならもっと思いっきりやっちゃえよとは思った。
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