この映画、『ジョーカー』より危険な映画だ。
なぜなら僕自身、何度も何度もサトくんの言葉に納得してしまったから。
もちろん同時に胸が痛んだけれど…
サトくんがヒーローのように見える瞬間もあった。
サトくんは悪い人かい?
みんな正直になろうよ。
嘘はナシね。
この映画自体、善であるはずの主人公にさえ徹底的にその不確かさを突きつける。
本物の障害者を起用したあたりも含め、相当な覚悟をもって作られたのが分かる。
パンフレットも約100ページという気合の入りよう!
人間の表と裏の話。
表って裏より真っ黒かもしれない。
…あれ?人間て、何でしたっけ。