456京都公式

AKIRA 4Kリマスター版の456京都公式のレビュー・感想・評価

AKIRA 4Kリマスター版(1988年製作の映画)
5.0
漫画の仕事をしていた叔父が
大友克洋の出現にカルチャーショックを受けていたのを
当時中学生だったアタクシは目の当たりにしていた
「スターログ」が並べられていた叔父の仕事場で
双葉社から出てる大友克洋の少し大判の単行本を何冊か読んだ
よくわからなかった
むしろその頃のアタクシは江口寿史や鳥山明の絵に驚愕していた

AKIRAに関しては
単行本の紙質がアメコミっぽくて
サブカルゴコロをくすぐられたのだけど
「ブレードランナー」も理解できなかったアタクシのSFリテラシーでは
そうとう敷居が高かった

とは言っても
藤原カムイにはハマったのだ
吉田秋生の連載も追いかけていたのだ
おそらく完全に大友克洋の影響下にはあったのである
ただフリとオチが効いて
すべての伏線をきっちり回収するマンガ以外は
フラストレーションがたまるタチなので
大友作品はほとんど無意識にスルーしてきたのである

そんなわけで2023年になってようやく本作を鑑賞したのだけれど
中学時代から
アタクシはなにひとつ成長していなかったことを再確認してしまった
もうすっかり健康優良不良ジジイなのに