じぇいらふ

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!のじぇいらふのレビュー・感想・評価

4.7
白石晃士監督の大人気ホラーモキュメンタリービデオシリーズ『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』が8年ぶりの新作劇場版として復活した。『オカルトの森へようこそ』で似た感じの作品はあるものの、やっぱり元祖コワすぎが観たい!いつものオリジナルメンバーの3人(といってもカメラマン田代はいつも通り声だけ笑)と今回新たな霊能力者等等加わってさらにパワーアップ、、、いままでのシリーズの要素をあれこれ含んだ豪華全部盛り状態で贅沢な内容になってます。そしてシリーズものにありがちな過去作品を復習しなくても全然OK。入門編としても最適。やっぱり面白い👍👍👍👍

🎞️廃墟の前、女2人と男1人のいかにもな潜入レポ動画スタート。廃墟の地下奥に奇妙なモニュメントを発見~試しに壊してみる?!そうしたら赤い女がギャー!!😱😱😱~はじまり

📖コワすぎスタッフ工藤P市川Dカメラマン田代の3人に、若者Youtuberの廃墟での謎の赤い女に襲われる動画が送られてきた。真相を探るため、3人の依頼者とコワすぎスタッフ、念のため霊能力者鬼村に同行してもらい、再び同じ廃墟に潜入するが、、、次々と奇妙な怪現象が起きる。果たしてみんなは無事戻ってこれるのか?。。というおはなし

⚠️以下ネタバレいきます

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今回、いろんな過去のコワすぎ要素をあれこれちりばめただけで無く、時代に合わせていろいろアップデートされてます。

コワすぎといえば、工藤P(今回はD=ディレクターからP=プロデューサーに昇格!だがあんまり変わんない笑)の市川D(A~Dへ昇格!)へのパワハラセクハラ無茶ぶりがお約束だが、、、なんと時代が変わったのか工藤Pの性格は相変わらずだが、市川が武闘派になってる笑格闘家市川強い?!工藤もなすすべもない笑、、、作品の人間関係アップデートされている笑工藤さん生きづらい😅

今回謎の赤い女(名付け親は、オカルト研究家吉田悠軌再び!そのままやん笑)ですが、最初いかにもな恐い悪霊っぽかったのが、、、だんだん事情がわかってきて、味方になって無言でみんなについて行くの面白い笑。こういう展開読めないのコワすぎらしくていいです。

コワすぎ4話『トイレの花子さん』を彷彿とさせる、時間リープ映像!!見事です。コレ観るといつも走ってて大変やなあと思ってします笑。でもこういう手作りVFXのスピード感が楽しいのもコワ過ぎの魅力。

今回新キャラ、ギャル霊能力者珠緒師匠にシリーズ4と超コワすぎに出ていた桑名里瑛が再登場!大活躍します。シリーズファンとしては胸アツな展開。白石作品定番キャラの変な性格だけど頼りがいのあるスーパー霊能力者。途中で「みんなも!思いを!」というちょっと珍しい観客に語りかけるシーンが熱いす😂

今回の敵は相変わらずのあっちの地獄世界の住人ですが、工藤さん自身が投影されてて自分への決着というテーマも絡んでる。あまり深く突っ込んではいませんが。

最後の謎の空中お化けキャラ笑。こういうのもらしいです。ラスト最近多い地獄オチ笑

エンドロールコワすぎ音頭音源欲しいです笑。

時代も変わってやりずらい要素もありますが、なんだかんだやっぱりエンタメとしてコワすぎシリーズは面白いので、最後の作品らしいのは残念です。またどこかで形を変えて復活するんじゃないだろうか?とも思います。