肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

僕と幽霊が家族になった件の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)
3.5
(同性愛嫌悪な)僕と幽霊(ゲイ男)が(冥婚によって無理矢理)家族(夫婦)になった件
ノンケがゲイに転向とかそんな無理筋な話ではなく、これは猫派が犬派に転向しそうになる由々しき事態の話だ(イヌハスキーは見たほがヨロシ𓃡)

同性婚解禁になった台湾を舞台にそこから発する新たな問題、未だ問題視されるものを含めて随所に"問題提起"を絡めた斜め方向のLGBTQ・感動・コメディ(単純な台湾ゲゲゲイ映画じゃないよ!)

「LGBTQ映画」というのも知らずに観ましたが(チラッと見ればわかるけどもw)、それも意外だったらなかなかに"良作"なのも意外でした。
Netflix情報によるタグ・ジャンル分けで"LGBTQ・ヒューマンドラマ・コメディ・アクション"とあるように卒なく"多ジャンル"で卒なくラストに"感動"へと収束していくのは、意外なほどに骨太w
「台湾映画」、ホラー映画だけじゃなく、ヒューマンドラマ方面でも骨太な映画があることに気づき、一気に興味が湧いてきたのですが、Netflix'sボリウッドでも言ってますがwやっぱり"「韓国映画」の影響"が無視できないクオリティなのかな?とも思うのですよ。
いちいち派手なカーチェイスや銃撃戦(銃弾も含めほとんどCG)や最後の"ドタバタアクション"は韓流の"ドチャクソ"より、華流方面からだと「香港クライム」の方が強めに感じるものの、"感動アリ"の総合演出の出来栄えは"韓流ドラマ"を強く意識させられるんですよねー

オープニングは一瞬ホラー調になりますが、"概ねコメディ"ですw 中華圏、特に台湾で有名な『冥婚』を起源とする話ですが、未婚で死んだ若者の為に親が生者や死者の婚姻相手を見つける"咒いや契約"といったものですかね。
さすがキョンシー発祥の中華圏ですが、あまりにも異質過ぎるのでこの「冥婚」テーマのホラーがいくつも撮られてもいい気がしますが、他文化を侮辱しかねないのでやめましょうか(笑)
メキシコの「死者の日」がDis◯eyアニメ化される昨今ですから、「冥婚」テーマもありかも知れませんね?ネズミさん😉

それで今作のヒロイン、一応"同性愛(ゲイ)"がテーマで女性役をそう呼称していいのか苦しみますが…ワン・ジンさん、映画『返校』のヒロインじゃないですか!(Netflix『瀑布』&ドラマ複数)
『返校』から、やっぱり女学生役の"少女性"の印象になると、ハリウッドデビューした(『ハート・オブ・ストーン』)ボリウッド女優アーリヤー・バットさんみたく、Netflix内でいくつも出演しているから追っていきたいし、"自立した大人女性役"の成長と新鮮さをどうしても感じることとなるんですよね。
そして、今作では彼女が斜め方向の活躍を見せることとなるとは…(これ以上は言えないよ!😳)

彼女の"花形警官(刑事)"であり"女性"としての"軽視、嫉妬、差別"に曝される側に立たされていたり、主人公の"ゲイに対する差別・偏見意識"をナチュラルかつオープンに表現しているのは昨今の映画の傾向としては、青春(学生)映画でもないのに若干新鮮。
アジア圏として、韓国映画のように中国ほど文化が違い過ぎず見た目が近いからか、"「同性婚解禁」という違い"がある日本でも"ミソジニーやヘイター問題"はそこまで"差異がない"と感じさせます。
暴力的違法捜査でありながら、麻薬取締り証拠逮捕を成功させておきながら、その逮捕者が議員子息だとわかると降格&交番飛ばしに遭うなんて、韓国映画なら阿修羅の如く皆殺しの復讐にあいますよ?w それがごく当たり前のようにサラッと通達されるので、その"汚職"っぷりもどの国も標準装備かのように問題を抱えているのでしょう…
それが案外"ミスリード"として作用しているから、冥婚させられる事故死した彼(夫か妻か、タチかネコかなどどうでもいいのですがw)の犯人など意外に"単純そうで単純じゃない単純で予想外"な展開を見せるのも、ただのコメディで終わらない本作の魅力ですかねw

あとちゃんと「同性愛」、ゲイの場合"マスターピース"となるのが"父子の関係"だってのがちゃんとわかって抑えているのも、思わぬ"感動要素"(ここがまた韓国っぽいのだけどもw)を秘めてるだけに"多ジャンル"でなかなかに面白い映画なのです!

でも「ゲイ=オネェ」みたいな"誤解や勘違い"を誘発される"偏見"じみた描写があるのが、本作を絶賛し切れない原因の1つでもありますね…