普通に、コピーが良くないと思う。英雄か悪魔かとか、そういうことをこの映画は描いてるんじゃない気がする。ナポレオン・ボナパルトっていう人間を描いただけの映画。英雄譚でもなければ告発でもない。
あと、今作のナポレオンは権力と欲望に溺れた人間にも全然見えなかった。むしろ、ただ歴史が、運命がそう求めたから、そうすることを選択した人間に見えた。
ナポレオンとか世界史の知識をほとんど入れることがないまま見たから、ナポレオンの情けない面とか、人間らしい表情とか、色々な面が見えるこの映画は結構面白いと感じた。戦闘シーンの迫力も良いし。
あとこれ、新宿109シネマズのスクリーンX（劇場の左右にもスクリーンがある）で見たんですが、別に全然コレじゃなくていいなって思いました。僕の位置取りも悪かったかもしれないんですが、それにしてもそんなに良く無かったです。なんかたぶん、左右の映像は元々の雅楽の端っこを引き伸ばして投影してるんですかね？左右のスクリーンもなんか若干色が薄いというか、正面のスクリーンと微妙に色とか画素数とか違う感じがして、結局正面の映像だけで楽しんじゃったような。
ポップコーン食べ放題だったけど、上映前1時間しか食べ放題じゃないし、おかわりして満タンで上映迎えても、結局2時間くらいでなくなっちゃうしであんまり恩恵を受けられなかった印象。ロビーの雰囲気はよかったし、シートの座り心地とかはよかったです。人も少なくて個人的には嬉しかったですが、採算取れてるんだろうか、と少し心配になりました。
