スポーツのもつ力に気づかされる一作。
コロナ禍の現在、何万人もの観衆が会場で一体となれるようなイベントがないのがもどかしい。
マンデラといえば追悼式のときのでたらめ手話というイメージのわたしからすると、生前の功績に迫れる映画はとてもありがたい。
しかし、ワールドカップの場面に時間を割きすぎたようにも思える。
そのため、主将・ピナール(マット・デイモン)が人望をあつめる理由や、チームがいかにして強くなっていったのかがあまり伝わってこなかったのが少し残念。
ちなみに黒人たちが劇中で交わす言語はコーサ語、ズールー語、ソト語というらしい。また、劇中のキーワードである二つの「国歌」も現在は統合されているという。