あるぱか2世

ゆれるのあるぱか2世のレビュー・感想・評価

ゆれる(2006年製作の映画)
3.6
真実も、感情も、兄弟関係も、そして橋も。
本作に描かれるものは、すべてがどこか「ゆれている」。

たしかに世の中、人が見たもの聞いたものだけでなく、人間関係なんてものは確実であるとは言い難く、必ずどこか不確かであると言えそう。

本作はそんなその不確かさと、こじれた兄弟関係を淡々と表現することに力がそそがれている。
事件の設定や法廷劇としてはやや無理があるけども、もはや主題はそこにはないのだろう。

香川照之さんは、誇張しすぎないこの頃の演技が一番良かった気がするなあ。
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