その男、スノーデン。
アメリカ政府のやってきた秘密工作を淡々と描いていく展開かと思いきや、人間としてのスノーデンの苦悩、恋人との関係といった描写に力点が置かれていたのが印象的だった。
ただまぁ…ちょっとセクシーな彼女との関係を描くのに時間を割きすぎではないかという気もしてしまった。ずっと口喧嘩してるし…。
彼が情報機関にいた間、実際にアメリカ政府は何を得て、何ができなかったのかというマクロ的な視点も同時並行で見せて欲しかったところではある。
終盤にはスノーデン本人が出演するなど、実録ドラマの名手、オリヴァー・ストーンの気合いが十二分に感じられる映画だった。