ひでG

伯爵のひでGのレビュー・感想・評価

伯爵(2023年製作の映画)
3.5
以前観たジャック・レモン主演の「ミッシング」。クーデター政権により息子が拉致監禁されているのではないかとジャック・レモンがやってきた国がチリだった。そして、そのクーデターを起こした独裁者が、この映画の主役アウグスト・ピノチェトだった。

本作は、ネトフリ配信であること、白黒映画でどこかの国の映画であること以外予備知識無しで観たので、
えっ!?、何どーゆーこと?、
面白い〜、いや、そーなるの?そりゃ余計意味わかんねー、みたいな想定外の連続。
展開の速さと奇抜さに途中からついていけなくなってしまった💦

独裁者が吸血鬼?その独裁者がチリのピノチェトだとかなりの時間、理解できていなかった。
けど、それまで、独裁者→何年も生き続けている吸血鬼、という設定に、現存バリバリの
ある国の大統領と元大統領を思い出していた。
あの2人も吸血鬼なんじゃないの?悪の世界を生き抜く為の特別の栄養摂ってるんじゃないの?

さて、映画の話に戻るんだけど、カルメンの登場で対決の分かりやすい図式になったと思うと、またそれを崩していく自由自在の作。

内容や作風について全く語ってない(語れない)薄いレビューになっちゃったけど、一筋縄では行かない。
かなりきつ〜いシーンも多いです。これは生理的にカラーは無理だね。

監督パブロ・ラライン、気になる作品多い!
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