うかりシネマ

DOGMAN ドッグマンのうかりシネマのネタバレレビュー・内容・結末

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

数十頭の犬を飼い住民の悩みを解決する“ドッグマン”と呼ばれる異性装の男が、留置所で自身の反省を語り始める。
“ドッグマン”ダグラスは精神科医のエヴリンに「いかにしてドッグマンになったか」が終着点となる少年時代の話と「どうして警察に捕まったのか」が終着点となる現在の話を聞かせる。

壮絶な少年時代を過ごしたダグラスが挫折し、再起するも犯罪に手を染める姿が描かれる。
アクション的には犬を使った犯罪とマフィアとのバトルが山場となるが、本質はダグラスと犬との間に結ばれた愛にある。
語り口も起こることも、二つのストーリーが繋がっていくのも面白かった、エヴリンに心を開き取り調べをセラピーのようにしてルーツを探るのもよかったが、思ったよりは小粒だった印象。とはいえギャングとの戦闘みたいのをもう一個くらい入れるのもテーマ的に違うので、これくらいのバランスでよかったのかな。