カミヤ

52ヘルツのクジラたちのカミヤのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
3.7
原作小説未読。予告もまともに観ず
あらすじすら読まずに
泣けそうな雰囲気だけで
公開2日目の土曜の午後に観に行きました。
劇場は老若男女幅広い層で
まあまあの入り具合。
土曜の割におひとり様率やや高め。

そして結果
なかなかに重いテーマの出来事が
次から次へと、てんこ盛り。
というお話でびっくり。

プロモーションの方向性が
ミスリードしている感もありますが、
様々な社会問題について考える
きっかけになる?のか?な???

と、いう感じで色々詰め込んでいるので
各テーマの掘り下げ方がサラっとしていて
物足りない感じもしますが
各役者さんが、わかりやすいキャラクターを
わかりやすく演じてくれているので
135分の尺でも、わかりやすく
まとまっていたかと思います。
が、前述の通り「サラっ」としているので
原作既読の人からは不満が出そうな感じ。

杉咲花ちゃんは、前作の「市子」と
同じような境遇で
次から次へと不幸が起こってしまう?役で
彼女の色々な泣きの演技だけでも
見応えがあります。
志尊淳くんも、彼にしかできなさそうな役で
表情や細かい仕草が良かったです。
宮沢氷魚くん、西野七瀬さんは
ステレオタイプな悪い役を
ちゃんとスゲー嫌な感じで演じていて
こちらもまた良かったです。

あと「クジラ」の無理矢理出しました
感がすごいですが、
これは自分のように適当にしか
前情報入れずに観にいく人を増やす
施策なのだと理解しています。
(原作でも出てくるのかな??)
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